高効率エネルギー食品

1.災害対策備蓄食品の選定基準

災害対策用の備蓄食品については大体以下の条件が基準になります。

①保存期間(賞味期限) 賞味期限の長いものは結局お得になるケースが多い。 商品ページの説明をチェックする。
②価 格 賞味期限と合わせて計算して決める。 個人的な価値で判断。商品レビューも参考に。
③保存量 家族構成を考え、大規模災害に備える場合は1週間分~10日分。 非常時持ち出し袋には最低1日分。
④梱包状態 雨・火災に強いものが望ましいが、缶詰も体積的、重量的には不利になるケースもある。
⑤味の好み、バランス 賞味期限が来たら自分で食べる場合(ローリングストック法の場合)は好みの食品にしておく。 種類を豊富にすると飽きずに食べられる。
⑥保存場所、保存スペース かさばる物、重いものは自宅に、非常時持ち出し袋には軽量コンパクトでエネルギー効率のよいものを。
⑦栄養価(エネルギー) 調理用の水が添付されているものは水の分で重量・体積がふえるのでエネルギー効率は悪くなる。お粥なども同じ。
⑧加熱調理要否・食器要否 できれば加熱しなくてもOKな物がおすすめ。容器が食器代わりになる物は便利。
⑨調理用水の要否・確保 調理用の水の要否をしっかりチェックする。水がないと調理できないものは持ち出しには不向き。
⑩ゴミ処理が簡単なもの 出来ればごみ処理が簡単なものを。不要と思える包装材はあらかじめ取り除いておく。

災害対策食品をセットで販売している商品も沢山あります。 家族構成に合わせ、レビュー点数の良い商品を選択しましょう。


2.ローリングストック法

食料の備蓄量は1週間分~10日分が目安ですが、買い置き食材や冷蔵庫、冷凍庫の食材を活用すれば3日分程度は賄うことができるでしょう。

備蓄食料を活用するのはそれ以降ですが、普段食べている食材の日持ちするものを少し多めにストックし、期限の来たものから消費していくローリングストック法もおすすめです。

この場合は賞味期限は長期保存食品のような長期間のものではなく1年近くのもので十分です。



3.非常時持ち出し袋に収納する食料品について

長期保存食品の中には、体積がかさんだり、重くてもエネルギーの少ない商品があります。
収納量が限られた非常時持出袋に入れるのは避けた方が良いように思える食品です。

以下は長期保存食品ではありませんが、個装体積当りまたは個装重量当りのエネルギーが比較的多い食品の例です。

エネルギー効率の良い食品


長期保存食品で人気のカロリーメイトロングライフは重量は少ないですが体積はやや大きく、井村屋えいようかんは水分が有る分だけ重量はかなり大きくなります。

缶詰タイプのカンパンは缶の重量や缶内の空隙が加算されるので包装状態では体積、重量ともに大きな値になってしまい、エネルギー効率は悪くなってしまいます。

エネルギー効率の良い食品


さらにレトルトの「おかゆ」などは、含まれている水分が多いので、個装体積当り・個装重量当りともにエネルギーは低い数値になりますので一般的には持ち出し用には不向きと考えられます。家族構成(病人・お年寄りなど)を考えて持ち出し食品に必要な場合を除き、家庭内備蓄用で検討しましょう。

袋入りのポテトチップスは軽くてエネルギーは多いですが、体積がとても大きくなってしまいかさばるので持出袋用には不向きです。

長期保存食品おかゆのエネルギー効率


また、中身の詰め替えなどで効率が良くなる場合もあります。

長期保存食品ではありませんが、ロッテのガーナミルクチョコレートはそのままでは箱内の空隙があるため体積当たりのエネルギー効率はあまりよくありませんが、1箱に2箱分の2枚を詰めると体積はほとんど変わらずにエネルギーは2倍になるので、meijiミルクチョコレートと同程度の効率の良さになります。

また箱入りのため折れ曲がりや高温時の溶け出しに対してもちょっとだけ安心感が持てるというメリットもあります。

ミルクチョコレート2種類

ロッテガーナミルクチョコレート2枚詰め

箱はパンパンになりますが、1箱に2箱分(2枚)のチョコを詰め込みました。

ロッテガーナミルクチョコレート



4.非常時持ち出し袋に収納するエネルギー効率の良い食料品

持ち出し袋に収納する食品として、ある程度代表的な商品をコンパクトでエネルギーの多いもの(=個装体積当りエネルギーの多いもの)順に並べてみました。

その他の選択条件として、個装重量当りのエネルギー量、賞味期限の長さ、商品価格、ローリングストック法を実施できる好みの商品(あまり無理をせずに消費できる商品)などを考慮して総合判定すると良いでしょう。

長期保存食ではない商品も多数ありますので、賞味期限の管理は 賞味期限消費期限管理表 で管理しましょう。

エネルギー効率の良い食品

チロルチョコレートは個装体積当りのエネルギーは非常に優れていますが、溶けやすいので持ち出し袋には難しいと考えて欄外にしました。
ナッツ類は梱包状況により数値が大きく変わります。できるだけ真空パック状態に近いものがおすすめです。

※1 個装体積:包装されている状態での体積です。
  (実測値ですが測定方法により数値に多少の誤差が生じます。)
※2 個装重量:正味の重量ではなくて包装されている状態での重量です。
  (実測値ですが測定方法により数値に多少の誤差が生じます。)
※3 (2枚詰)は2箱分のチョコレートを1箱に詰め直したものです。


5.エネルギー効率の良い食料品例

内容量:850g
エネルギー:615kcal/100g

メーカー:井村屋
消費期限:5年
内容量:300g
エネルギー:855kcal

(参考記事)
井村屋 えいようかん

メーカー:井村屋
消費期限:3年
内容量:275g
エネルギー:1000kcal

メーカー:アスト
消費期限:5年
内容量:270g
エネルギー:744kcal

(参考記事)
パワーブーストようかん

メーカー:大塚製薬
消費期限:3年
内容量:40g
エネルギー:200kcal

(参考記事)
カロリーメイトロングライフ

メーカー:社会福祉法人江差福祉会
消費期限:7年
内容量:50g
エネルギー:263.5kcal

(参考記事)
フリーズドライビスケット オレンジ