カンパンは缶入りのものが多いですが、缶入りは中に隙間があったり、また缶の重量のため、梱包状態でのエネルギー効率はあまりよくなく、エネルギー効率的には非常時持出袋にはあまり適しているとは言えませんが、品質が劣化しにくい、水に濡れない、多少の熱にも大丈夫などの長所もありますので備蓄方法を考えてください。
消費期限が比較的短いものは結構頻繁に自分で消費することになると思いますが、お好みの食品ならば無理なく食べられていいと思います。
長期保存食ではなくても普通のビスケットなどを少し多めにストックし、賞味期限の来たものから消費して不足した分を少しずつ買い増しするローリングストック法も良い方法です。
消費期限の管理は、賞味期限・消費期限管理表 を参考にしてください。
◎ 注 意 事 項 ◎
1.商品レビューで点数が低い評価のほとんどが賞味期限が表示の期限より短いというものです。賞味期限は製造日からの期限のため購入時点では残りの賞味期限が少なくなっている商品があります。ショップによってはそのことを明示しているところもありますが、明示していないショップもあります。賞味期限を気にされる方はあらかじめショップに確認してから購入するようにしましょう。
2.当ページでは比較的レビュー件数が多く、レビュー点数が高いものを掲載しています。
メーカー:三立製菓 |
メーカー:大塚製薬 |
メーカー:江崎グリコ |
メーカー:ブルボン |
メーカー:ブルボン |
メーカー:ユニーク総合防災 |
メーカー:尾西食品 |
メーカー:尾西食品 |
メーカー:北陸製菓 |
メーカー:ブルボン |
メーカー:三立製菓 |
メーカー:東ハト |
メーカー:萬有栄養 |
メーカー:ヤマザキビスケット |
メーカー:ヤマザキビスケット |
メーカー:グリーンケミー |
メーカー:セイエンタプライズ |
メーカー:アミノエース |
メーカー:社会福祉法人江差福祉会 |
メーカー:社会福祉法人江差福祉会 |
メーカー:グリーンケミー |
メーカー:グリーンケミー |
災害備蓄用長期保存食品の「フリーズドライビスケット 7年保存 オレンジ」を購入してみました。
こちらのイメージは見るからに災害備蓄用食品という感じです。
(写真は外装フィルムを外して撮影してあります。)
箱の裏に記載してある名称は『FDビスケット(オレンジ)』です。
原材料名に表示してあるのは20品目、かなり多いです。
内装袋を開けると紙トレイにビスケットが4本入っています。こちらのオレンジ味の元はところどころに入っているオレンジピールなのでオレンジピールの部分を食べないとオレンジの味はしませんが、ちょっと硬めで普通に美味しいです。非常食としては十分でしょう。
オレンジピールを探しながら食べるのもちょっと楽しいかも、です。
内装袋にはロット№がプリントされていますが、賞味期限を書いてもらったらもっと良かったかな?
賞味期限も書いてあったら内装袋だけで備蓄できそうです。
箱と内装袋の中身は結構スカスカで、容積は半減できそうな感じです。同時に購入した尾西のライスクッキーと保存してあるカロリーメイトロングライフと比較してみました。
個装体積当りのエネルギー量とコストに差が出ています。
100kcal当りの価格をさらに保存年数で割ってみると、カロリーメイトロングライフは25.2円ですがFDビスケット(オレンジ)は17.6円と安上がりになっています。
(価格は2020年8月現在の参考販売価格です)
下はほぼ同じエネルギー量となる、FDビスケット3箱とカロリーメイトロングライフ4箱との比較です。
やはり体積に差が出ますが、保存期間とコストパフォーマンスや家庭内備蓄か持出袋に入れるかなどを考えると、どちらを選択するかは個人の好みでしょうね。
商品名 : FDビスケット(オレンジ)
内容量 : 50g
エネルギー : 263.5kcal
製造者 : 社会福祉法人 江差福祉会
賞味(保存)期限 : 7年
我が家ではカロリーメイトロングライフを非常食として備蓄してあります。
カロリーメイトのブロックタイプにはチーズ味、フルーツ味、チョコレート味、メープル味、プレーン の5種類がありますが、ロングライフはチョコレート味だけです。
また、ロングライフは備蓄専用製品のため店頭では販売されておらず、NETショップでのみ購入が可能です。
(元画像はHPから拝借)
ロングライフはなぜチョコレート味だけなのか大塚製薬に問い合わせてみました。
回答としては、「チョコレート味は子供から大人まで人気がある万人受けの味なので備蓄食に適していると考えられるから」 というようなことでした。
カロリーメイトロングライフの特徴
1.5大栄養素がバランスよく取れる※
2.1箱48.5gと軽量でコンパクト
3.調理や食器が不要ですぐ食べられる。
4.賞味期限が3年で長期保存が可能
(画像はHPから拝借)
(※5大栄養素はタンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルです。)
カロリーメイトロングライフの備蓄食としてのメリットは、上の特徴でも触れてありますが 軽量コンパクトということでしょう。 尾西のライスクッキーとフリーズドライビスケットとの比較です。
価格については標準的な価格から算出し、さらに1年当りでは備蓄年数で割ってありますが、 価格は変動するのでおよその目安と考えてください。
上の画像の特に点線で示した部分、「エネルギー/個装体積100cc当り」の数値に軽量コンパクトの特徴が表れており、これは災害時非常持出袋に収納するのに適した商品だと言えると思います。
さて、お味の方ですが、メーカーの言う通り子供から大人まで美味しく食べられるチョコレート味のクッキーになっていると思います。
ただし、唾液の分泌が少ない方は食べるときに水分が必要になるかもしれませんね。
下の写真の商品は賞味期限が4か月前の物と、すでに約9か月過ぎたものです。(2020年8月26日時点です。)
開封してみると見た目には全く違いはなく、味も食感もほとんど変わりません。
我が家では賞味期限を過ぎたものは朝食やおやつにして食べていますが、賞味期限を多少過ぎても あまり気にせずに食べられるというところも大きなメリットかなと思います。
まあ、賞味期限過ぎに食べるのを特にお奨めするわけではありません。
カロリーメイトロングライフ データ
災害対策備蓄用長期保存食料品として「尾西のライスクッキー ココナッツ風味」を購入してみました。
パッケージの表は縦のデザイン、裏は横のデザインになっています。
保存期限は5年で、アレルギー物質不使用ということなのでアレルギーのある人にはとても重宝しそうです。
箱の頭部に印刷してある「ガトウ専科」(写真の一番下)は関連性がいまいち不明。
中身は内装袋の中にさらに2個に分かれたトレーに4枚ずつ。
味はナッツの風味が感じられて柔らかくて美味しい。
かなり脂分を感じますが、これが5年後に変質していないかちょっと気になるところ。
保存期限が5年で美味しいので備蓄食として魅力がありますが難点が2点あります。
まず外箱が大きすぎることです。中身はスカスカなのでリッツのように縦にぎゅっと詰めれば箱の大きさは多分半分くらいになりそうです。
備蓄食としては保存場所を取らず、持出袋にも入れられるコンパクトサイズが良いです。普通のお菓子のように中身が多そうに見せかけるのは良くないと思います。
同時に購入したフリーズドライビスケット、既に備蓄してあるカロリーメイトロングライフと比較してみました。
同体積当りのエネルギーにかなりの差が出ました。
(価格は2020年8月現在の標準的な販売価格です)
下の写真は ライスクッキー3箱でエネルギーは 828kcal、
カロリーメイトロングライフは4箱でエネルギーは 800kcalです。
ライスクッキーの体積は約2.6倍で大きさにかなりの差があります。
難点の2点目は少し柔らかすぎることです。2箱開封してみましたが既に割れているものもありました。
柔らかいことはお年寄りや小さな子供には良いかもしれませんが、食べるときにちょっと噛んだだけでボロボロと割れてこぼれます。避難所などで食べるときは衛生的にちょっと問題ありそうと感じました。
災害時持出袋には外箱を外して内装袋だけにしてジップ袋に入れて収納することにしました。
内装袋には賞味期限が書かれているので便利ですがついでに商品名も記載してあったらもっと良かったですね。名前をマジックで手書きしました。
賞味期限5年を考慮するとコスト的には割安になるので、場所は取りますが家庭内備蓄用には良いと思います。
賞味期限を迎えたレトルトカレー「温めずにおいしい野菜カレー」を乗せて食べてみました。
カロリーたっぷりの「カレーライスクッキー」になりました(#^^#)
尾西のライスクッキー ココナッツ風味データ
ブルボンと人気を2分している感じのサンリツの缶入りカンパン100gです。
メーカーの三立製菓株式会社は今年(2020)創立99年、伝統のある会社です。
缶の裏側の情報は末尾のデータに表示してあります。
下の画像左側のホームサイズカンパンもあり、我が家にも備蓄してあります。
こちらは内容量475g、エネルギーは1952kcal、氷砂糖ではなくて金平糖が入っています。ホームサイズは賞味期限後に食べるのがちょっと大変そうですが、三立製菓のホームページの【カンパンわくわくレシピ】 を参考にしましょう。
袋入りのカンパンが2種類ありますが特に長期保存用ではありません。
(画像はHPから拝借)
今回試食したのは3年前に購入したものなので賞味期限はあと約2年です。
缶入りのカンパンは水には濡れないし、ちょっとの熱(火)にも大丈夫そうで「保存性」に安心感がありますね。
難点は「缶」の重量と缶の中の空隙のため、重量的、体積的なエネルギーパフォーマンスはそれほど良くないことです。
長所は比較的価格が安価なため、価格当りのエネルギーが多いことです。
非常時持ち出し袋に入れるよりも家庭内備蓄に向いているかもしれませんが、非常時持ち出し袋に余裕があったら入れておくのもいいでしょう。
ちなみに他の長期保存食3品と比較してみました。
(価格は2020年9月時点のAmazonの価格を参考にしています。)
缶は蓋付きなので開封してもしばらくは湿気らずに大丈夫そうです。
内蓋の開け口(切り口)は丸みが付いて全然鋭くないので安心して手を入れて食べられるところがいいですね。
さてお味の方は。。
大昔のカンパンは味がなくて、食べると涙が出そうなほど不味かった記憶がありますが、最近のカンパンは全然違います。胡麻が入っているので香ばしく、味も進化していて食べ始めると止まらない!といった感さえあります。
賞味期限が近づいたら(過ぎても!)おやつなどにもお奨めです。子どもも美味しいと言って食べました。
唾液分泌の少ない方には氷砂糖という強力な味方もあります。
サンリツ缶入りカンパン100g データ
東ハト「ハーベスト 保存缶」を食べてみました。
缶の裏には「災害用伝言ダイヤル(171)のご利用方法」が大きく印刷されています。
賞味期限は2025年8月17日で、購入して間もないのであと4年9か月あります。
通常の商品も購入してみました。写真右側で内容量は保存缶と同じです。 通常の商品の賞味期限は240日=約8か月です。
通常の商品の横面に詳しい商品説明がありました。
ハーベスト保存缶のHPのキャッチコピーは 、
『密閉性の高い缶に脱酸素剤を入れて酸化を防ぎ、 5年間の長期保存を可能にした 「ハーベスト 香ばしセサミ」の保存缶です。』
ハーベストの開発の経緯などもありました。
(画像はHPから拝借)
缶は開封後の保存用にプラスチックの蓋付きで、開缶時の注意事項は最近見慣れた状況です。
内蓋を開けると脱酸素剤が見えます。 缶の切り口はそれほど鋭くはないので怪我をする心配はまあまあないでしょう。
中には4枚入りの小袋が8包。缶の大きさとしては容積的にかなり余裕があるように見られます。
缶入りとは言え、約半分の袋の中身が割れたり欠けたりしていました。
本体が薄いので仕方ないのですかね。
通常品と内容量が同じなので全く一緒かと思ったら違っていました。 中の小袋が異なります。 通常品(右側)はデザインの色がゴールドで文字はカタカナ。 保存缶(左側)はダークブラウンで文字はアルファベット。
さらに保存缶の小袋は脱酸素剤の効果を高めるために小さな孔が開いています。 ビスケットも保存缶のほうが焼きが濃いような気がしますがどうかな?? → 袋から出してみたら同じでした!
さて、お味の方はというと。。
キャッチコピーのとおり、胡麻の風味が良く効いており、食感もサクサクで美味しいです。 4枚入りの小袋なので少しずつ分けて食べられるのも長所といえるでしょう。
保存缶の方が少し乾燥っぽいという意見もありました。小袋の孔と脱酸素剤の影響があるのかもしれませんが、全く変わらないという意見もありました。
保存食として考えた場合は、缶の内部の空隙が大きいので、体積的なエネルギーパフォーマンスはあまり良くないです。つまり、同じエネルギー量を保管するのに場所をとると言うことです。缶が丸いので並べるとさらに悪くなります。
コスト的にも内容量が同じで通常の商品が約130円、保存缶が約400円で約3倍なので5年保存のメリットもそれほど感じられられないといったところでしょうか。
サクサクの食感を生み出している厚さの3mmも厳しい見方をすれば災害用の非常食には不要と言えるかと思います。
薄い分、満足感がちょっと物足りないと感じるかもしれませんね。
胡麻風味の好きな方は通常品を備蓄しておき、賞味期限が来たらローリングストック法で食べて行くという方法も十分考えられます。
ハーベスト保存缶 データ 2021/12/11 内容を更新しました。
災害対策用非常食の備蓄用長期保存食品としては、「カンパン」や「ビスケット」などが代表的な食品です。
なかには保存期間が25年と長期間の商品もあり、超長期保存食は、買い換えの回数を計算するとお得になるものが多いです。味などについて、商品レビューをチェックして購入を検討しましょう。