レビュー評価が極端に「良い」と「悪い」に分かれている商品があります。
この場合は、製作工場での品質管理が悪く製品性能にばらつきがあり、不良品をつかまされる可能性があると考えたほうがいいでしょう。
災害対策用ラジオは緊急時に使う品物ですから、購入前に商品レビューをしっかりチェックし、必要な時に使えなかったという事がないようにしましょう。
災害対策用ラジオは購入後、2~3回は試しに使ってみることが必要です。
災害対策用ラジオの商品レビューに、「まだ使っていません。使わなくて済むように願っています。」などのコメントも多く見受けられますが、災害対策用ラジオは購入後1度は使って、必要な時にすぐに使えるようにしておきましょう。
◎まず、ライトのスイッチの位置を確認しておきましょう。
手回し充電ラジオはスイッチ類がコンパクトに収まっていることが多いので、真っ暗な場所では手で触っただけではライトのスイッチがどこにあるのか分からない場合があります。
ライトのスイッチの位置さえわかれば、スイッチを入れると明るくなるので他のスイッチもすぐにわかります。
さらに、
・ 日本語の説明書はあるか。
・ 手回しのハンドルは壊れないか。
・ ラジオ電波の受信状態は良いか。
・ ライトの明るさは? 必要ならばLED懐中電灯も購入
・ 携帯、スマホの充電は? 充電セットはそろっているか。
・ バッテリーの定期的な充電は必要ないか。
(年に3~4回充電しないとバッテリーの寿命が短くなるラジオもあります。)
などのチェックも必要です。
充電のタイミングは「賞味期限管理表」に記載して管理すると便利です。)
以上の理由から、災害対策用の手回し充電ラジオを購入したら是非2~3回は使って操作方法を確認しておきましょう。
受信感度が悪い場合は窓の近くの場所で改善される場合があります。
なお、避難所ではスピーカー音が迷惑になる場合があるので、イヤホンジャック付きだと重宝するようです。
スマホへの充電については、『とりあえず機能は付いているが、実際の充電は結構大変』というレビューが数多く見受けられました。各商品のレビューを参考にしてください。
スマホおよびiPhoneへの充電の可否については商品ページだけでは判断しにくいものが多いです。必要な場合は販売店またはメーカーへ確認することをお奨めします。
「iPhone充電可能」の表示が有る場合でも最新の機種には対応していない場合があるので要注意です。
スマートホン用の充電には専用の充電器を用意しておいた方が良さそうです。
※ 商品内容説明について
1. スマホ充電機能: 無しの場合は「なし」、不明の場合は「?」で表示しています。
2. ライト : 無しの場合のみ表示しています。
3. サイレン : 無しの場合のみ表示しています。
4. ランタン機能 : 有りの場合に表示します。
5. 重量 : 一般的に乾電池なし、本体の重量です。
6. 生産国 : 日本製の場合のみ表示しています。
メーカー:アイリスオーヤマ |
メーカー:SONY |
メーカー:ソニー |
メーカー:セーブ・インダストリー |
メーカー:アイリスオーヤマ |
電源:手回し・ソーラー・単4x3・USB |
メーカー:セイコークロック |
メーカー:クマザキエイム |
メーカー:セイコークロック |
メーカー:山善 |
メーカー:パナソニック |
メーカー:太知ホールディングス |
メーカー:太知ホールディングス |
メーカー:東芝 |
メーカー:クマザキエイム |
メーカー:ナカバヤシ |
メーカー:メンテ・ヴィーダ |
メーカー:太知ホールディングス |
メーカー:星光商事 |
メーカー:キャプテンスタッグ |
メーカー:クマザキエイム |
メーカー:山善 |
メーカー:テレマルシェ |
メーカー:山善 |
メーカー:TLAXCA |
メーカー:TEES |
メーカー:Freedom |
メーカー:? |
メーカー:? |
メーカー:ベルソス |
江東区から「こうとう安心ラジオ885(防災備蓄用ラジオ)」が届きました。
各家庭に1台、約27万世帯に無料で配布されています。
宅配された袋(左上)と中に入っていた箱(パッケージ)です。
箱(パッケージ)の中身です。黄色い小型のラジオと乾電池などの付属品が入っていました。
さっそく乾電池を入れて使ってみました。手回し充電もしてみました。
FMラジオのチューナーの感度は良く、音はクリアにはっきりと聞こえました。
イヤホンからの音も良好です。
サイレンは電源切り替えで「手回し充電」の状態では頼りない音でしたが、 充電後は音が大きくサイレンの間隔も早くなりました。 電源を「乾電池」に切り替えると安定した鋭い音で鳴ります。
ライトは足下周りの5mから10mまでだったらまあまあ、というところでしょう。
こちらも当然ですが、電源が「手回し充電」で電池残量が減ってくると照度が 不足してきます。
スマホへの充電は電源が「手回し充電」だとかなり時間がかかりますが、電源を 「乾電池」にしたら5分くらいで充電量が1%増えたのでOKでしょう。
このラジオの名前は、災害時に防災情報を取得できるように防災協定を締結 しているレインボータウンエフエム放送の周波数【88.5Mhz】を分かりやすく本体に表示していることから命名されています。?
ラジオのモデルは、太地ホールディングス製の「備蓄ラジオ ECO-3」で、性能は全く同じです。
(画像はHPから拝借)
「備蓄ラジオ ECO-3」が江東区の災害対策ラジオに指定されたということは、「ECO-3」の性能が評価されたということですが、「備蓄ラジオ ECO-3」の最大の特徴はスーパーキャパシタを採用していることでしょう。
一般の手回し充電ラジオに使われているバッテリーは1年に2~3回くらい手回し充電をしないとバッテリーが劣化し、長期間放置してしまうといざ使いたい時にバッテリーが働かず役に立たないという事態になってしまいます。 その点、このスーパーキャパシタは長期保管ができるのでかなり安心というわけですね。 ただし、ECO-3は乾電池でも使えるので、乾電池を入れて長期間保管する場合は乾電池の液漏れには注意しなくてはなりません。
以下の画像3点は太地ホールディングスのHPから拝借しました。
同社製の「ECO-5」は同じくスーパーキャパシタを使用しています。
「ECO-5」の参考記事はこちら
↓ ↓
備蓄ラジオ ECO-5
今年は台風のシーズンも終わり、関東地方は昨年ほどの被害は発生しません でしたが、地震はいつ来るか判らないのでしっかり備えをしておくのがいいですね。
KOBANの手回し充電備蓄ラジオECO-5です。
電源にパソコンなどにも使われているキャパシティ充電池を使っているので10年くらい 放っておいても使えるため「備蓄ラジオ」の名前が付いています。
他社の商品には数か月ごとに充電が必要なタイプもあり、このタイプは充電を忘れると充電池が劣化して気が付いた時には使えないということになります。
この注意事項に気付かず、何回も買い替えたというレビューもありました。
また乾電池は使わないので、電池切れの心配もなく、さらに長期間の放置で乾電池の液漏れという心配もありません。そのため、非常時持出袋の中に入れっぱなしにできます。
サイズはポケットティッシュより少し小さいサイズ、重量はカタログでは165gですが実測値では154gで、サイズ、重量とも手回し充電ラジオの中では最小クラスです。
電源が手回しのみでソーラーや乾電池やACが付いていないのが小型軽量化の理由でしょう。
イヤホンジャックが使えると避難所で周囲に迷惑をかけなくて済みます。ハンドルを回す時は音が響くので寝る前までに十分回して充電しておくのがよいようです。
イヤホンジャックはモノラル・ステレオ対応ですがイヤホンジャックは付属品ではないので自前で用意する必要があります。
イヤホンジャックはモノラルイヤホンジャックの方が軽くていいかなとも思ったけれど、2人でも 聴けるのでステレオイヤホンジャックにして、箱に入っていた袋に他の備品 も入れてセットしました。 下の写真のイヤホンジャックも含めたセット重量は、約192gです。
ラジオはAMとFM対応です。
スイッチを入れたら、アンテナを伸ばさなくてもFM放送がビンビン 聞こえてきました。感度は良好です。画像のアンテナは約半分伸ばした状態です。
しかし、AMはザーザーと雑音ばかり。 失敗したかなぁ~ と思ったけれど、窓際まで移動してみたら 感度よく受信できました。場所とラジオの向きがポイントです。
ライトはかなり小型ですが、真っ暗な室内で試したら、足元から 約10mくらい先まで照らせたので、非常時の短時間用照明としてはまあまあでしょう。
ハンドルは結構しっかりした感じで、1分間150回転の充電にもしっかり耐えられました。
手回し充電ラジオの評価レビューに「ハンドルがすぐ壊れて使い物にならなくなった」というレビューが散見されます。 製品の不良もあるかもしれませんが、ハンドルの回し方も大切です。ラジオを支える手はラジオをしっかり握り、肘を脇に固定させ、ハンドルは必ずハンドル軸と直角方向に回すことが大切でしょう。
1分間に150回~180回の回転が必要ですが、3回転を1セットとして1秒ごとに
「いいち、にいい、さあん、しいい、ごおお、ろおく、、、、」と1分間を目安に50セット~60セット数えて回転させるといいです。
このラジオには他の手回し充電ラジオにあるサイレン機能は無し。サイレンを使う場合を考えてもあまり多くはないと思うので、まあ無くてもいいでしょう。
スマートホンへの充電はどうでしょう?
説明書によるとスマートフォンへの充電は「1分間150回~180回で5分間手回し充電した場合」、「約30分の連続待ち受け時間」となっています。
現実的には5分間回し続けるのはかなり厳しく、よほど体力(必要なのは腕力)のある人でないとできません。 でも、必死に頑張って手持ちのアンドロイドに5分間充電してみました。
結果、充電量は充電前の30%から31%へ「1%」増えただけ! でも、省電力モードでの「残り時間」は6時間9分から6時間45分へと36分増えていたのでまあまあ説明書どおりかなと思います。
それと、説明書には「ご使用のスマートフォン・携帯電話機に登録されてある各種メモリーは、必ず、控えを取ってから本機での充電を行ってください。万一、本機での充電に際し、メモリーが破損、消失しましても当社では、一切の責任を負いかねますので、予めご承知おきください。」なんて、とても怖いことが書いてあります。
スマートフォンへの充電は専用のバッテリーを用意しておいた方がよさそうで、このラジオで充電するのは災害時の最後の手段と考えたほうがよいでしょう。 また、iPhoneには付属のコードではなく専用のコードが必要です。
手回し充電ラジオはたくさんの製品が出回っています。新商品も次から次へと出てきます。 また、似たようなデザインで名前が異なる、いわゆる元のメーカーは同じで販売者が異なる「OEM商品」も多数出回っています。
購入の際は評価レビューを良く閲覧し、全体の評価点数は高くても「1点」の件数が多い商品は避けたほうがいいように思います。
普段使いに考える人には充電方法など不便な点もありますが、 非常時・緊急時には多少の不便は止むを得ず!と考えて 非常時持ち出し袋に入れておく手回し充電ラジオとしては、何よりも軽量・コンパクトで電池切れの心配もなくお奨めの一品だと思います。
災害対策用の手回し充電ラジオは、ネットのレビューを見ると、結構悪い評価があります。
悪い評価の内容はおもに、
▲ 手回しのハンドルがすぐに壊れた。
▲ ラジオが聴けない。(受信性能が悪い、FM周波数が日本と違うなど)
▲ 携帯が充電できない、充電用のアダプターがセットされていない。
▲ ライトが暗くて使い物にならない。
▲ 説明書が外国語で良くわからない。
などです。