災害時トイレ対策について、トイレ水の確保、簡易トイレ備蓄数量

災害発生時のトイレ使用トイレ対策について

1.大災害が発生すると水道が止まり、トイレの水も止まります

大災害で水道管そのものが破損すると、マンションでも戸建て住宅でも断水になります。

最近のマンションでは、停電するだけで水道も止まってしまいます。

キッチン、洗面所、浴室の水道はもちろん、トイレの給水もストップしてしまいます。

実際筆者の家でも過去に停電の直後に水道が止まってトイレが流せなくなり、あせったことがありました。

以来、浴槽には常にトイレ用に水を溜めておくように心がけていましたが、大地震のような大災害の場合は状況がかなり異なってくることがわかりました。


2.浴槽の水だけではトイレの水にも足りない

一時的な停電だけの場合は復旧に大した日にちはかからないので、浴槽の水をトイレに使用することは可能でしょう。

しかし、浴槽の水はすぐに無くなってしまいます。

トイレを流すためには1回で約5リットル~10リットルの水が必要です。

試してみたところ、1回流すのに約6リットルの水を使いました。

過去の停電の時に流した経験がありましたので、バケツに水を入れて一気に流しました。

洗面器程度の少しずつの水では汚物が残ってしまうことがあるので多めの水で一気に流すことが重要です。

そのためには、10リットル程度のバケツを備えておくことをお勧めします。


浴槽の水量を180リットルとすると、1回流すのにに6リットル使うとして30回分です。

1人の1日のトイレ回数を4回とすると、4人家族では1日16回となり、浴槽の水だけでは約2日で無くなってしまうことになります。



3.浴槽の水はトイレの水に使うのではなく、もっと大切に使う

落雷や火事などが原因の短期間の停電の場合は、復旧にも日にちはかからないでしょうから浴槽の水をトイレに使うことはできるかもしれませんが、大災害の場合はどうでしょう?

水道管の破損、建屋内の給水管の破損などが生じた場合には復旧に日にちがかかることを想定しなければなりません。

そのような場合は、浴槽の水が生活用水として非常に重要になってきます。

食器洗い用、洗面手洗い用、身体拭き用、洗濯用などの衛生面での利用が重要になります。

さらに最終的には濾過したり、煮沸したりして飲料水として使う必要が生じることも予想されます。

そのため、浴槽の水は大切に使いたいものです。



4.大災害の時はトイレは(雑排水も)流さない

大災害時には当然、敷地外の下水管や建屋内の排水管が破損していることも考えられます。

そのため、うっかり排水してしまうと、汚物が道路にあふれ出たり、マンションの場合は下階の住居を汚してしまう可能性もあります。

大災害時には排水管に異常がないことが確認できるまでは排水を控えたほうが良いでしょう。



5.簡易トイレを備えておきましょう

以上のいろいろな理由から、大災害時にはトイレは流さず(使用せず)、簡易トイレを備えておいて使うことが良い対策方法と考えられます。



6.簡易トイレの備蓄量について

成人の1日の排尿量平均は、1000~1500cc、排尿回数は、4回~8回 と言われていますが、大災害時ということで水分摂取量も少し減らし、トイレ回数も多少我慢して1日4回とします。

また大災害であれば、下水管や排水管の復旧もかなり遅れると思いますので、10日分の備蓄が必要と考えると、
  1人当たりでは、4回×10日=40回分
  4人家族では、 40回分×4人=160回分
の備蓄をしておくのがいいということになりそうです。


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